交渉人 真下正義

交渉人 真下正義
『踊る大捜査線』からスピンアウト映画『交渉人 真下正義』より、地下鉄を暴走する試験車輌「クモ E4-600」のVFXシーンについて紹介します。
映画『交渉人 真下正義』は2005年5月7日より全国ロードショウ公開されました。
実写素材にCGのクモを合成したショット

3種類のクモ
劇中に登場する試験車輌「クモE4-600」は、1/8.4スケールのミニチュアと原寸スケールのセット(先頭部分のみ)及び3DCGをショットに応じて使い分けています。
ミニチュア 左: 1/8.4スケールのミニチュア。無線操縦で自力走行が可能。主にトンネル内の走行シーンで使用。
    右: ミニチュアによるクモの走行ショット。
原寸スケール 左: 原寸クモの撮影風景。主にディティールが要求される寄りのショットに使用。
    右: 銃撃で穴らだけになったクモ。背景は別撮りの実写で、後で合成している。
CG

CG:3ds maxTMにて作成されたCGのクモ。主に実写合成ショットで使用。

実写背景+CGのクモ
初めてクモが姿を現すショットでは、実写にCGを合成しています。フレアが既に乗っている素材のため、加工が難しいショットでしたが、実際のライトの影響を受けたトンネルは、ミニチュアやCGでは得られないリアルな表現となりました。
神戸市営地下鉄でのロケによる実写素材。整備用のトロッコにクモのヘッドライトを想定した照明機材を乗せて撮影。

原寸のクモ+CG加工
クモが銃撃される一連のショットでは原寸のクモを使用し、火薬を仕込んでリアルな火花を表現しています。しかし、原寸クモは移動させることができないので、走行感を出すために後処理で様々な加工を行っています。
原寸クモの撮影素材。火薬を仕込み、風を送って撮影している。   背景のトンネルや飛来する銃弾をCGで作成。別に撮影した火花素材などを合成して完成したショット。

フルCGのクモ
クモはゲージ幅を変化させることが可能で、劇中でも重要な要素となっています。ゲージ幅が変化する様子を説明するショットはミニチュアでは困難であるため、フルCGによるショットとなりました。


フルCGによるショット。車体の下から車輪の幅が変化する様子を見せている

『交渉人 真下正義』公式HP:http://www.odoru-legend.com/negotiator/

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Oct/2005
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